気温の低下によって、手足の冷えなどが起こり、症状がひどい場合は「あかぎれ」や「しもやけ」の症状になることもあります。
「ひび、あかぎれは、乾燥や外部からの刺激により、肌のバリア機能が崩れ水分が失われていくことで起こります。一方、しもやけは末梢の血流障害で、肌の内側に要因があります。患者さんによっては、足にしもやけ、手にひびやあかぎれと、両方おきていることも多いのです。ただし、しもやけは激しいかゆみが伴いますから水虫と勘違いしてしまい、間違ったケアによってひどくしてしまうことがあります」
「しもやけ」とは?
しもやけとは、寒さで血行が悪くなり生じる炎症です。特に手、指、足に発症しやすく、肌が露出している頬、鼻先、耳たぶなどもできやすい部分です。大人より子ども、男性より女性がかかりやすいといわれています。
「しもやけ」の症状は?
患部にかゆみや痛み等の炎症が起こります。その重度にも個人差がありますが、最初はかゆみや軽度の腫れから始まり、ひどくなるにつれて腫れが赤く広範囲になり、さらに悪化すると腫れた皮膚が硬くなり、かさぶたやあかぎれ、ただれなどができてしまうこともあります。
「しもやけ」の原因
・室内外の温度差
・気候の変化
・体質 etc..
様々な要素から、しもやけは起こります。
特にエアコンなどにより室内外の温度差が大きい生活環境を続けていると、体温調節機能が低下し、冷えやすく血行の悪い体質になってしまいます!
「しもやけ」の対策
1番の対策は「カラダを冷えないようにしておく」ことです。
冬の時期はしっかりと防寒をすることを心がけましょう。
「しもやけ」はカラダの内部から起こるものなので、カラダの温まる飲み物なども有効です。
入浴時には、湯船に「ドボン!」と、急激に浸かるのではなく、ぬるま湯で手足を少しずつ温めてから入りましょう。
雨などで、靴などが濡れた場合は必ず乾燥させてから履くようにしてください。
濡れたままだと、しもやけになりやすく、「水虫」が繁殖する最適な環境になってしまいます。
水虫対策としても必ず、靴の中は清潔にしておきましょう!!
「水虫」と「しもやけ」の違いは何?
水虫としもやけの症状はとても似ています。
それぞれの画像を見比べて、水虫としもやけの違いを書きました。