スイスの製薬会社「ノバルティスファーマ」は 20代から40代の働く女性を対象に、足の爪の水虫や足元および足の爪に関するインターネット調査を実施しました。
20代~40代の働く女性で「爪水虫」について知っている、聞いたことがあると回答した人300名(20、30、40代ごとに各100名)を対象に実施しました。
まず爪水虫に感染したら実際に起こることについて、すべてを知っていたと回答したのはわずか6.3%。中でも、見た目を隠そうと感染した爪にマニキュアなどを塗ってしまうとさらに症状が悪化することを知らない人が75%もいたという調査結果になりました。
夏の時期だと「サンダルを履いてオシャレをしたい!」と思う女性の方はたくさんいると思います。
今回は爪水虫にマニキュアを塗ってしまうとどういう症状になってしまうのか?これを徹底的に追求していきます。
爪水虫の人はネイルをしたらいけないの?
そもそも、爪水虫が疑われている人は「ネイルをしちゃいけないの?」という疑問もあると思います。
どうしてもサンダルを履きたい....と思っているなら、ボロボロの爪を隠すためにもネイルをしたいですよね?
しても良いのなら、夏の時期だけでもネイルで隠したいなんて声も少なくないようです。
実際に、お客さんを施術するネイリストさんに話を伺いました。
ネイリストさんの回答は「爪水虫が疑われる人はネイルを断っている」ということになります。
①施術をしたネイリストさんに水虫がうつり、そこから他のお客さんにもうつってしまう可能性もある。
②爪水虫の状態で施術をすると悪化する恐れがある。
これらの理由もあり、爪水虫の方はお断りしているようです。
愛知県にあるネイルサロン・デコショップCoonyaさんのブログではこう書かれています。

静岡県浜松市にあるラグジュアリーネイルサロン・ココチーノさんには画像付きで注意事項が書かれていました。

ネイルサロンによってはあらかじめホームページなどで注意をしているようですね。
そもそも「爪水虫って何?」と思われる方もいると思うので紹介します。
爪水虫って何?
正式名称は「爪白癬:つめはくせん」と呼ばれる病気で、爪の間に白癬菌が侵食して、爪自体が白癬菌に感染した状態となっている症状です。
症状としては、初期は爪の先の色が、白っぽくなるだけであり、自覚症状はありません。しかし、次第に指側に侵食していき、最終的には爪全体の色が、白色・黄色・黒色に変色します。
爪水虫となった爪は、盛り上がったように生え、ボロボロと崩れていきます。
それにより、新たに白癬菌をばら撒くことになり、同居人などに水虫がうつことになります。
爪水虫の原因としては、身近な存在に水虫の人がいることや、長時間ブーツや革靴を履くことが多い人。爪を切らずに伸ばしていることで垢や汗が溜まり、爪が白癬菌の温床になります。
爪水虫の状態でネイルをしているどどうなるのか?
爪水虫のままネイルをすることによって下記のような症状になることがあります。
爪水虫だと思ったらどうしたらいいの?
自分の爪の症状と画像の症状である程度「爪水虫じゃないかな・・・」と予想がつくと思いますが、確定診断は医者がするものです。
「これって爪水虫かも知れない」と思ったらまずは、皮膚科に行ってみましょう。
爪水虫の治療は、薬物療法が中心になります。薬物療法には、飲み薬が治療の中心として用いられます。
爪の浸透力を考えると、爪水虫は塗り薬よりも飲み薬の方が効果があると言われていますが、もちろん塗り薬も効果がないわけではありませんよ。
ですが、この記事を読んでいる方の多くは「じゃあ今から病院に行こう」と思って行けるような時間はないと思います。
サラリーマンである私は休みを取るのは難しいです。土日は病院がやってなかったりしますからね....
多忙な方でも爪水虫を治すために考えられる対策は以下のことが挙げられます。
①何も手をつけずに休みが合うまで待つ
②病院に行くまでに市販の爪水虫薬を使う(塗り薬でも効果は望める)
①「何も手をつけずに休みが合うまで待つ」はとりあえず現状維持です。
余計なことをしないのも大事だと思いますが、今年はフットネイルを諦めるしかないでしょう。
②病院に行くまでに市販の爪水虫薬を使う
爪水虫薬で人気なのがロート製薬のエクシブ爪きわジェルです。
皮膚と爪の間から侵入する爪白癬を撃退します。
あくまでも現在の症状を軽快させることが目的なので、最初は皮膚科で症状を診てもらった方がいいと思います。爪水虫の場合は合併症も考えられます。